第25回東京国際映画祭に先がける10月7日（日）、東京・お台場にあるトヨタ自動車のショールーム「MEGA WEB（メガウェブ）」で開催の「第5回MEGA WEBフェスタ in お台場学園祭」にて、『東京国際映画祭ステージ「映画の中のクルマたち」』と題されたトークイベントが行われました。
 
　J-WAVEでもお馴染みのDJ、ピストン西沢さんが司会進行を務め、ゲストにはきらびやかな黒のミニドレス姿で映画コメンテーターのLiLiCoさんが登場。10月20日から開催される東京国際映画祭が、「これから劇場で公開される話題作が観られるほか、思いがけない作品に出合えるチャンスの場」だと説明し、「ぜひ皆さんにも足を運んでいただきたいです」とアピールに努めました。ペットボトルのリサイクルで制作されているグリーンカーペットについて話が及ぶと、LiLiCoさんは「毎年、ハリウッドのセレブ気分でロングドレスを着ています」とニッコリ。「今年のオープニング作品は『シルク・ドゥ・ソレイユ３Ｄ 彼方からの物語』ですから、もしかしたら（彼らは）何かやるかも!?」と期待を膨らませました。

 
　そして、「（特別招待作品の）『のぼうの城』に、私が出てるんですよ」と裏話も披露。「農民の役で、“水責めにあって逃げてきた農民なので、顔に泥を塗りますね” と言われて濃いファンデーションを塗ったんですけど、それって私がいつも使ってるファンデーションと同じだったんです！（笑）」と、日焼けした肌がトレードマークのLiLiCoさんならではの話で会場を爆笑に包みました。

 
　その後は、数々の名作で車が登場するシーンをモニターに上映しながら、映画と車にまつわるトークを展開。ダッジ・チャレンジャーが活躍する『バニシング・ポイント』では、クエンティン・タランティーノ監督が同作に憧れて『デス・プルーフ』にもダッジを登場させたというお話、オーストラリア・フォードのインターセプターが登場する『マッドマックス』では、同作のファッションやバイオレンスが以降の作品に大きな影響を与えた点などが話されました。また、日本が舞台の『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』では、LiLiCoさんの友人の尾台あけみさんがカースタントで参加されたエピソードが披露されたり、『トータル・リコール』『ブレードランナー』では、若かりしアーノルド・シュワルツェネッガーやハリソン・フォードの姿に驚きながら、「こういうロボットが運転するタクシーがあってもいいよね」（ピストンさん）と、“未来の車”についても話が広がりました。
 
　十数年来の友人同士というお2人だけあって、トークの息はぴったりで、小気味よいテンポとざっくばらんなエピソードの披露が、会場を幾度となく爆笑の渦に。トークの終了後には、客席の皆さんを対象に東京国際映画祭の入場チケットのプレゼント抽選も行われ、イベントは大いに盛り上がりました。