『ティモール島アタンブア39℃』スペシャルインタビュー
リリ・リザ（監督／脚本）

 
動画配信は終了いたしました。
 
収録内容書き起こしテキスト↓
 
リリ・リザ監督：この作品はティモール島のアタンブアという町に住む3人のキャラクターの物語です。
アタンブアという町はティモール島のインドネシアと東ティモールの国境にある町です。
今でこそ普通の暮らしができているティモール島ですが、かつてはインドネシアの一つの島でした。1999年にインドネシアと東ティモールという二つの国に分断されたという経緯があります。
この映画を通じて、インドネシアという世界でも有数の人口密度の高いイスラム国について理解していただけたらと思います。どんな国にも複雑なアイデンティティというのは存在します。日本も単一文化という訳ではなく、色々な問題に対処しているでしょう？
インドネシアのように複数の人種や文化が存在する国では、アイデンテイティの複雑さが存在します。是非、心を開いてこの作品をご覧いただき、インドネシアとい国を知っていただきたいと思います。

今回、私の映画『ティモール島アタンブア39℃』をTIFFで上映できてとても光栄です。
この映画は家族の物語です。たいへん厳しい土地で若者が直面するチャレンジも描いています。
そして人と人とのかかわりや人との出会いが人生を変えることを描いた美しい物語です。是非ご覧ください。きっと気に入っていただけます。