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2012.11.05
[イベントレポート]
【動画】10/24(水)『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』舞台挨拶

10/24(水)『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』舞台挨拶
<登壇ゲスト>
御法川修(監督)
柴咲コウ(女優)
真木よう子(女優)

 
動画配信は終了いたしました。
 
収録内容書き起こしテキスト↓
 
すーちゃん役
柴咲コウさん:皆さんこんにちは、柴咲コウです。お越しくださって、どうもありがとうございます。今日、皆さんにこの映画を見てもらえることがとてもうれしいです。
この映画を私が撮影していた時は、去年の3月頃だったと思うんですが、撮影中、私はすごく、この映画に励まされ、癒されていました。そして宣伝活動をしている今もまた、この映画を振り返ることによって、癒しの効果があるなと実感しています。
今日、私は今、緊張していますが(笑)、皆さんはリラックスしてどうぞ最後まで楽しんでください。よろしくお願いいたします。
 
まいちゃん役
真木よう子さん:マンガで伝えたかったことはそのままに、でも2時間で、より皆さんを癒す優しさみたいのがすごく含まれていて、私も出来上がった作品を見て、すごく癒されて、皆さんも同じように感じていただけたらすごくうれしいと思ってます。今日は楽しんでください。
 
御法川修監督:皆さん、本当に、本当にようこそいらしていただきました。皆さんはこの映画の、正真正銘、一番最初のお客様です。どうぞこの映画を大切に受け止めていただいて、一人でも多くの方にこの映画を届けたいと思っているので、どうかこの映画のことを応援してください。
もう一つ、この映画の中にはですね、柴咲コウさん、真木よう子さん、今日はいらしていただくことは叶わなかったですが、寺島しのぶさん、3人がここに至るまで積み重ねてきた大切なものをこの映画にとても注いでいただいたと思っています。『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』ていうのは架空のキャラクターではあるんですけれども、そこから透けて見えるような、本当に危うい、大切に扱わないと簡単に壊れてしまうような、本当に繊細な柴咲さんや真木さんの感情や愛情というんですかね、そういったものがこの映画の中に、しっかりと刻まれていると思いますので、それも是非楽しんでいただければと思います。
 
Q:共演者の印象
 
御法川修監督:寺島さんはですね、微笑むのを見ているととっても幸せな気持ちになります。何かを疑ったりするようなことのない、天真爛漫な微笑みなんです、それが要所要所にこの映画の中にも刻まれています。
 
柴咲コウさん:真木さんは、見ての通り、クールビューティです(笑)。撮影中も、こんな感じでした(笑)。寺島さんは、先ほど監督がおっしゃられていた通り、天真爛漫という言葉がとても似合う方ですね。
 
真木よう子さん:柴咲さんは、何度も(作品の)座長というのを務めてらっしゃる方なので、今回はすごく、この作品を良くしようというために自分がどう動くのか、というのを見ていてすごく勉強になりました。
寺島さんは、本当にあけすけで聞けば何でも答えてくれるし、ものすごく優しい方なんですよね。
 
Q:映画の中で印象に残っている“つぶやき”は?
 
柴咲コウさん:二つあってもいいですか?一つは、「自分で迷って、考える」。もう一つは「私、一人で死ぬの?」です。
対照的な一言だと思うんですけれども、一つは毅然と自分の人生を自分で歩まねば、という心意気、だったりとか、しっかりしなきゃ自分ていう自分を励ます言葉なんですけれども、もう一つはその反面のもろい自分というのが、この“すーちゃん”のか弱い部分ていうのが如実にあらわれていたと思います。
 
真木よう子さん:私は心のつぶやきというよりは、一番印象に残ったセリフというか、いいなぁと思ったのが、「どんなまいちゃんでも忘れないよ」っていうのがあって、このセリフがすごく、映画全体の優しさというかそういうのを全部あらわしている気がして、決して“すーちゃん”は、普通の女の子の友達みたいに色んな悩みをキャッキャ、キャッキャ騒いで言うタイプではないんだけれど、でもそういう本当にかけて欲しい言葉だったりだとか、救って欲しい時にそういう大切なことをキチンと言ってくれるっていう、そういう奥深い優しさがあった、そのセリフがすごく好きでした。
 
御法川修監督:東京のような都市で生きていると、気持ちがうろうろしてしまうようなことって、たくさんあると思うんですね。誰もが、簡単に誰かと取り替えのきかない自分だけの役割と居場所を持って暮らしているんだと思うんですけれども、大人になるとなかなかまわりもホメてくれないので、これでいいのかなと悩むようなことがあると思うんです。そんな時は是非、この映画の中の“すーちゃん まいちゃん さわ子さん”がですね、この街のどこかで自分と同じように日々を営んでいるんだとそういう風に想像してもらいたいと思います。うろうろしてしまうような気持ちが、穏やかになる、呼吸が整う、そんな映画として皆さんが大切に受け止めていただけたら、とてもうれしいです。
 
すーちゃん まいちゃん さわ子さん

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