Home > ニュース > 第24回TIFF:参加した映画人の皆さまからのコメント・リレー 第16弾リューベン・オストルンド監督
ニュース一覧へ 前のページへ戻る
2012.05.11
[更新/お知らせ]
第24回TIFF:参加した映画人の皆さまからのコメント・リレー 第16弾リューベン・オストルンド監督

第24回東京国際映画祭に参加した映画人の皆さまからいただいた、TIFFに参加した感想などのコメントをリレー形式にて紹介します。
 
第16弾は、第24回TIFF コンペティション部門最優秀監督賞受賞プレイ』のリューベン・オストルンド監督です!
 
 
Q:TIFFに参加していかかでしたか?
 
リューベン・オストルンド監督:(自分が)受賞した映画祭への印象は最高に決まっているよ!(笑)もちろんこの映画祭が大好きさ。
僕も実際にコンペティションの作品を数本見たんだけど、他の映画祭と比較しても質の高い作品を選んでいると思う。
他の映画祭にはない考え方を持っているし、僕はそれを評価しているよ。
 
Q:第24回TIFFのキャッチコピーは「信じよう。映画の力。」でした。これまでに監督が感じた「映画の力」はありますか?
 
リューベン・オストルンド監督:映画や映像はとても強い力を持っていて、人々の振る舞いを変えることができると思う。
それは、人々が映像によって、世界を違う観点から捉えるようになるからだと思うんだ。
例えば良い例があるんだけど、ロベルト・サヴィアーノ(作家、ジャーナリスト。第21回(2008)TIFF WORLD CINEMA出品『ゴモラ』の原作「死都ゴモラ―世界の裏側を支配する暗黒帝国」の著者)によると、イタリアで『パルプ・フィクション』が公開された半年後、若いギャングスターたちは銃の持ち方を縦から横に変えるようになったんだ。
その結果、敵を殺すために多くの弾丸を撃たなければならず、警察は現場を片づけるためにより多くの苦労を強いられたんだけど。
こういった影響が映画の力だと思う。
 
リューベン・オストルンド監督

©2011 TIFF

 
リューベン・オストルンド監督

©2011 TIFF

 
 
『プレイ』
 
 
関連ニュース:
2011年10/30受賞者記者会見
『プレイ』のラインプロデューサー、マリーシェルソンさん登壇の上映後Q&A
 
 
コメント・リレー一覧:
第15弾 『ガザを飛ぶブタ』ミリアム・テカイアさん
第14弾 『ももいろそらを』高山 翼さん
第13弾 『黒澤 その道』カトリーヌ・カドゥー監督
第12弾 『U.F.O.』コン・グィヒョン監督&パク・サンヒョクさん&キム・チャンファンさん
第11弾 『ひとつの歌』杉田協士監督
第10弾 『J.A.C.E./ジェイス』メネラオス・カラマギョーリス監督&アルバン・ウカズさん&ケヴィス・パチョスさん
第9弾 『嘆き』モルテーザ・ファルシャバフ監督&シャドメ・ラスティン プロデューサー
第8弾 『キツツキと雨』沖田修一監督
第7弾 『ガザを飛ぶブタ』シルヴァン・エスティバル監督
第6弾 コンペティション審査委員、『ギリギリの女たち』小林政広監督
第5弾 『避けられる事』エドモンド・ヨウ監督
第4弾 女優/プロデューサー杉野希妃さん
第3弾 アジアの風審査委員、『歓待』深田晃司監督
第2弾 『鏡は嘘をつかない』カミーラ・アンディニ監督
第1弾 『ももいろそらを』小林啓一監督

KEIRIN.JP本映画祭は、競輪の補助を受けて開催します。TIFF History
第24回 東京国際映画祭(2011年度)