Home > ニュース > 【動画】『終の信託』舞台挨拶
ニュース一覧へ 前のページへ戻る
2012.10.26
[イベントレポート]
【動画】『終の信託』舞台挨拶

終の信託』舞台挨拶
<登壇ゲスト>
草刈民代(女優)
役所広司(俳優)
周防正行(監督/脚本)
種ともこ(歌手)
周防義和(音楽)

 
動画配信は終了いたしました。
 
動画内容の書き起こしテキスト↓
登壇ゲストによる作品について、制作について:
 
草刈民代さん(女優):この映画を見終わって考えることは人それぞれなんだなということ、見る視点も様々ですし、でもどの方の感想もとても真摯なもので、見た人に深く考えさせる何かを、影響を与えてくれる映画になったのかなと、実感しております。
 
役所広司さん(俳優):(この映画を見た)僕くらいの年齢の人だと、自分の“終の信託”は誰にどうやって伝えていこうかということをやっぱり考えるらしいですね。若い人になると、自分の母親、父親、おじいちゃん、おばあちゃんに対して、何かを聞く時間を持ちたいと考えた、ということを伺いました。
 
周防正行監督(監督/脚本):この映画を作るきっかけになったのは、小説「終の信託」を読んだことでした。一番、惹かれたのは、この小説が描いている、人と人が向き合った時に、そこに生まれる空気感のような、ムードといってもいいのかもしれませんが、そこの2人の間に生まれてくる空気のようなもの、それを色んな形で描かれていたので、それを映像表現したい、それが最初の想いでした。
 
周防義和さん(音楽):撮影後にラッシュと呼ばれる段階で作品を見まして、それからエンディング曲の構想に入りました。それで、種さんに唄っていただこうと思いまして、本来作曲家でもある種さんですが、素晴らしい詞も書かれているので、作詞もお願いしました。その間、監督とのやりとりではデモを作りながら、完成に向かいました。
 
種 ともこさん(歌手):先ほど、監督もおっしゃっていたように、死ぬこととか生きること、それと人間の関係の空気感のことをおっしゃっていたので、近く見えても遠かったりとか、遠く見えても近かったりということを表せたらなと思って作りました。
 
終の信託

©2012 TIFF
KEIRIN.JP本映画祭は、競輪の補助を受けて開催します。TIFF History
第24回 東京国際映画祭(2011年度)