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2012.10.29
[更新/お知らせ]
Vol.7 『サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルへ』感想文

まつゆう*の”東京国際映画祭”ビギナーズダイアリー
 
まつゆう*
 
Vol.7 『サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルへ』感想文
 
昨日無事、幕を下ろした第25回東京国際映画祭。
私のビギナーズダイアリーはもう少しだけ続きます。
あとすこしお付き合いくださいませ。
 
東京国際映画祭6日目。
はじめて1日2本を鑑賞しました!
 
せっかく、なかなか見れない作品がいっぱい集まってきている東京国際映画祭なんだから、本当ならもっとたくさんの映画を鑑賞したいのですが…、なかなか時間が許さない!うーん。むずがゆいなぁ。映画をお仕事にしている方や、映画ファンの方は1日で何本も鑑賞するのが当たり前みたいで羨ましいかぎり。この日の時点で、30本以上鑑賞されたという方もいらしたようで凄いなぁー。いいなぁー。と羨望の眼差しです。
 
私が最後に見させて頂いた映画はWORLD CINEMA『サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルへ』。
http://2012.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=157
↑作品詳細、予告編などはこちらから。
 
すんご〜いザックリと説明するとキアヌ・リーブスが、大御所の映画監督や撮影監督、映画関係者に
『あなたは、フィルム派?!デジタル派?!』
と、とにかく聞いて回る。というおはなし。
 
出てくる監督達があまりにすごいメンバーでビックリ!知ってる人ばかりです。普段はなかなかお顔を拝見できない撮影監督(※映画のカメラで撮影される部分の監督といえば判るでしょうか?)のみなさんもたくさん登場。そして、みなさんが自分の考えを話して行く。ハッキリしてる人が多くて、見てて爽快!
 
それだけじゃなく映画の歴史、フィルムとデジタルカメラの歴史、記録媒体の歴史などなどを絡めながらのストーリー進行でかなりお勉強になります。
 
ここで質問!
普段なにげなく見ている映画。
1番最近見た映画は、
『フィルムか、デジタルかわかりますか?!』
 
正直私はわかりません(笑)
 
上映後に行われたらは黒沢清監督と撮影監督の栗田豊通さんによるトークショーでは、開口一番、『観客はどうおもっているのかな?一般の観客にはわからないのでは?』と黒沢監督。
 
はい。わかりませんでした(笑)
 
トークショーでは、簡単にまとめるとこんな話題が…
『白黒が変化になるとか、サイレントに音がつくというかみたいな変化はないから、業界人にしかわからない?来年見ては古く感じるから今みるタイミングの映画。タイムリーではあるけど、じつは現場で前から言われていて、作品が撮られているのは去年だから、また今の段階ではかわってきているなぁ。監督はわりと極端で感情的、撮影監督はずっと冷静でこの事態を対処している。そのうち監督はいらなくなる。ひょっとすると撮影監督もいらなくなるかも?!』
まつゆう*
 
えー!!!
監督を目指してる若者も沢山いるのにそれはせつない。
ぜひ、監督と撮影監督が残るような未来であってほしいなぁ。
 
映画制作に興味がある人は、かなり赤裸々で興味ある作品ですので機会がありましたら、みてくださいね!
 
 
10/26(金)WORLD CINEMA『サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルへ』:Q&A
http://2012.tiff-jp.net/news/ja/?p=14397
 
 
■まつゆう*
アーティスト / モデル / ブロガー / コラムニスト / プランナー
1998年より独自目線で「かわいい」をテーマにファション・ビューティ・カルチャーなどの情報発信を始め、ブログ・SNS・ストリーム中継などで活躍するデジタル時代のアーティスト。2008年には米Wired.comが「日本のセレブブロガー」の1人として紹介。Glam.comでブログが英訳・韓国語訳されている。Ustream映画番組『生シネ』(2010年~)でメインMCをつとめるなど、映画にインスパイアされたファッションやヘアメイク、雑貨についてのコラム執筆も多数手がける。著書に『iPhoneキレイ撮りカメラ入門』(共著:小学館)ほか
 
Official site : matsu-you.com
Twitter : twitter.com/matsuyou
 
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